時代

久しぶりのアップです。
今回は「時代」について。


2008年の今の嵐の流れを考えるとなんで時代REVIEW?ってくらいちょっと今の嵐とは違う雰囲気の曲です。
が、今と違いすぎるからかもしれないけど聞けば聞く程、色々気づく事があるんですよね。


個人的に時代はちょっと思い入れが深い曲です。
といいますのもこの曲とデビュー曲のARASHIは私が嵐のファンになる前に唯一MDにおとして聞いた嵐の曲なんです。
(時代の後がいきなり「きっと大丈夫」まで飛びますが。。。笑)

この曲のリリースが2001年なのですが今でも鮮明に彼らがミュージックステーションでパフォーマンスした時の事を覚えています。
たまたまテレビつけてたら嵐が時代を歌っていて、大野君のフェイクに「すげージャニーズで素敵なフェイクをしおる奴がいるぞ」と強く思ったのを覚えています。結構衝撃を受けました。
こういうフェイクを歌える人がとても好きなので、誰?って感じで。声もいいし。
それでMDで聞いてたんですよね。



そして今、7年の時を経て真面目に嵐のファンになって(笑)聞いてみるとまた違う聞き方でこの曲を聴けるんですよね。

まずこの曲って完全に嵐っぽくはないですよね。
最近のStep and GoやLove so sweetに代表される様な嵐の爽快感とか平和感とかがない。
曲調はロックっぽいし(なんならROCKって叫んでるし。。。笑)笑顔なしで歌っちゃう様なクールな曲です。
歌詞も「君をさらいたい」「君を奪いたい」とか結構攻撃的です。
翔くんもまだラップ詩を自分で作っていない時期だし。

この頃の嵐ってたぶん方向性を迷走中だったんでしょうね。
その前の三曲と比べるといきなりCOOL路線ですもん。
その後、a day~が出てこれは結構ヒットしたと思うんですが、その後ナイスな心意気であのコスプレですからね。。。笑(ナイスも好きなのでいつかREVIEWしたい!)
もう路線が全く定まっていないっていう。。。


私が思うにですが曲調や路線が定まっていなくても人を惹きつける様なアーティストはもう
そのアーティストそのものがカリスマ性であったりスター性を兼ね備えちゃってると思います。
だから何やっても人を惹き付けちゃう。
でもこの頃の嵐ってあんまりキャラクターとか嵐の「色」が定まっていなかった時期だと思うんですよね。
本人達もストラグルしていたみたいだし。
曲はジャニーズだけあっていい音使ってるなーと思いますが曲全体からアーティストの魅力が出てない。
(この曲もベースがすばらしい。)



AAAのセットリストに入らなかったのもうなずけます。
松潤がデビューしてからの俺らを見てほしい、そういう気持ちで作ったコンサートというAAAなら
時代は入らんだろうな、と思う。納得です。



それに比べるとStep and Go等最近の曲は色んな意味での嵐の強さが見えてくると思うんですよね。
たぶん最近の「嵐」という強さやぶれないグループとしての「色」が曲からもにじみ出てるっていうか。
無理せずそのままの嵐でいるが故の強さ。



ネガティブな事ばっかり言ってますが時代は好きなんですよ。。。( ̄▽ ̄;)
矛盾している様ですが。
昔は単純にメロディーとコード進行と大野くんのフェイクが好きで聞いていた、
今はこういう時期を嵐は乗り越えてきたから今があるんだなーと思うから好きで聞いてしまう。
といった感じでしょうか。
一生懸命がんばってストラグルして自分達の色を見つけ出そうとしている感じが好きなんですよね、たぶん。
そういうバックグラウンドを知って聞くとこの曲のスピード間とか焦燥感とかが妙にマッチしてきます。


だから思う!
今の嵐にぜひまたこの曲を歌ってほしい!!!と。
今の「嵐」っていう色や形ができてきて自分達がぶれなくなってきた状態でこの歌をどう消化するのか見てみたいっていうか。。。
どんな感じなんでしょう?やっぱりちょっと違うよ、って感じになるんでしょうか?



そして追記ではりますが今になって改めて時代を聞いて気づいた事が一つ。
二番が終わった後の間奏の所の「うぁあーおーおうおおーーーうぉーおおうぉーおおうぉーおおうぉーおおうぁああああああーーー」ってあれ、大野くんの声じゃないっすか!!!
これはびっくりした。
2001年に聞いてた時はここは声だとも思わなかったっていうかまさか嵐が歌ってると思わなくて完全素通りでした。。。
それぐらい集中して聞いてなかったっていう事ですが。

今聞き直すと大野さんのボーカルはこの頃からすごいっすね。。。
曲一番最後のフェイクは今の方がもっと太く歌えそうだけど。